谷口雅宣著
今こそ自然から学ぼう −人間至上主義を超えて− |
|
自然への拷問は人への拷問だ!
手遅れになる前に今、宗教家が言うべきことは――人間は調和した自然の一部、精子・卵子の操作をするな、子を選んで生むなかれ、人の胚の利用はやめよう、死亡胎児を利用するな、卵子・精子・受精卵の提供はやめよう……
【目次より】
第1章:宗教はなぜ“環境”や“遺伝子”に関わるか 第2章:地球環境問題への宗教的視点 1.今こそ「大調和の信仰」を広めよう 2.地球温暖化は一服したか? 3.「与える」生き方へ転換しよう 第3章:自然のバランスと遺伝子組み換え作物 1.除草剤耐性作物を考える 2.GM作物は本当に大丈夫か? 第4章:動物の命を考える 1.狂牛病の教えるもの 2.再び狂牛病について 3.動物の命はどうでもいいのか? 4.人間らしい生き方とは 5.肉食忌避のもう一つの理由 6.生物界の“暴君”の座から降りるために 第5章:生命操作技術に欠けているもの 1.子は親の道具になる? 2.優生社会の到来を憂う 3.ヒトの遺伝子組み換えは始まっている 4.人の胚の利用をやめよう 5.ES細胞利用の倫理性を問う 6.「クローン胚」を考える 7.命のネコババはやめよう 8.潜在力を引き出す医療へ 9.卵子提供を考える 10.父を探す人々 11.世代間倫理の視点をもとう
【著者紹介】 谷口雅宣(たにぐち・まさのぶ)
1951年東京生まれ。青山学院大学法学部公法学科卒。編集者を経て、1979年、米国コロンビア大学修士課程修了(国際関係論)。その後、産経新聞記者として勤務。1990年、生長の家副総裁就任。現在、国内各都市で開催される生長の家講習会の講師等をしている。翻訳書に、『叡知の学校』、『もう手足がなくたって』(日本教文社刊)、著書に、『神を演じる前に』(日本教文社刊)『心でつくる世界』、『ちょっと私的に考える』(いずれも生長の家刊)などがある。 |
|
▽四六判上製 372頁 ISBN4-531-05901-8 初版発行 2002年10月 発行・生長の家 発売・日本教文社
|