西原克成著
顔の科学  生命進化を顔で見る
生命は、約5億年前に「原始の顔」を獲得すると、進化の大躍進を開始した。顔の誕生によって始まる、様々な生命システムの形成と原理を、その過程を追って詳説する画期的一書。

【目次より】
第1部 顔の誕生
 1)顔の起源を訪ねて――脊椎動物5億年の変遷
 2)顔と口の医学
 3)生物学の黎明期
第2部 進化論から進化学へ
 1)形態変容の法則性
 2)骨の研究
 3)進化学という探究
 4)科学イデオロギーとの闘い
第3部 生命記憶
 1)5億年前の形状
 2)生命記憶
 3)脊椎動物の進化様式
第4部 生命現象のシンプル・セオリー
 1)免疫システムの成立
 2)免疫系の新しい概念
 3)生体反応のシンプル・セオリー
 4)日常の中の免疫

【著者紹介】
西原 克成(にしはら・かつなり)
昭和15年、神奈川県生まれ。東京医科歯科大学卒業、東京大学大学院博士課程修了。医学博士。現在、東京大学医学部口腔外科教室講師・病棟医長。このほか、科学技術庁研究官、順天堂大学・北海道大学・九州大学・広島大学の非常勤講師も務める。生命進化の法則を実験によって検証。同時に臨床に応用し、免疫病の治療に成果を上げている。また人工骨髄と人工歯根の開発でも世界的に有名。 著書に、『「赤ちゃん」の進化学』 『追いつめられた進化論』(日本教文社)『生物は重力が進化させた』(講談社)など多数。
▽四六判・上製
212頁

ISBN4-531-06277-9
初版発行 1996年


日本教文社刊

 

日本教文社トップページへ