斉藤啓一著
フランクルに学ぶ
生きる意味を発見する30章
この世の地獄とも言うべきナチスの強制収容所での体験を綴った『夜と霧』、また『それでも人生にイエスと言う』などのロングセラーで世界的に著名な精神科医V・E・フランクル。彼は、この体験を通して得た「人生の本質」についての思索をもとに、私たち一人一人に宿る「ロゴス」(愛、生命力、原理)を目覚めさせる「ロゴセラピー」を開発し、多くの人々の深い心の傷を癒しつづけた。
本書は、こうしたロゴセラピーやフランクルの遺した言葉に基づきながら、私たちが最良の人生を築くための糧となる30のエッセンスを示す。

【目次より】
苦しみが偽りの自分や幸福を壊したあと、愛が本当の自分と幸福をうち建てる/人生に何かを期待するのは間違っている。人生が、あなたに期待しているのだ/人間は悩みに苦しむのではない。悩んでいる「自分自身」に苦しむのだ……他

【著者紹介】 斉藤啓一(さいとう・けいいち)
昭和35年、東京都生まれ。法政大学文学部哲学科卒業後、哲学・神秘学をテーマにした著作活動に専念する。『ブーバーに学ぶ――「他者」と本当にわかり合うための30章』(日本教文社)『よくわかるギリシア哲学――知を愛し真理を求めた人々』(同文書院)などの著書を著し、雑誌へも多数寄稿。また、講演やセミナーにも数多く出演している。

ホームページ: http://www.interq.or.jp/sun/rev-1/
▽四六判・並製
230頁

ISBN4-531-06347-3
初版発行 2000年6月


日本教文社刊

 

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