安東利夫著
小さないのちの育て方
子どもは小さなおとなではありません。
本書は、生命誕生の神秘さをやさしく説き、子どもの持っている可能性の偉大さを生かす育児法を具体的に説明して、「子ども嫌い」も「児童虐待」も「いじめ」も「非行」も、子どもと親の問題をすべて解決するために書かれた本です。

【目次より】
第一章 人はなぜ尊いか
変貌する子どもたち
ティーンエイジャーの暴走 /学級崩壊
木はその実で分かる /赤ちゃんの迎え方
結婚前の心構え生命誕生の神秘
学生たちのレポート /映画を見て勉強が好きに
親の快楽の犠牲者 /いのちの源は遺伝子?
子どもを尊ぶ心 /母体の健康
胎教は効果があるか
赤ちゃんのためによい胎教とは /夫と胎教
第二章 乳児期の子育て
母と子の絆を育てる /誕生後三十分
母親の表情が与える影響 /授乳
母乳育児のすすめ /人工乳の流行
母乳育児をすすめるWHO 
愛情が子どもを育てる /最も大切なことを
サイレントベビー /抱きぐせ
大切な母子相互作用 /愛着の心
人見知り /自然な自立へ
ことばの発達 /乳児期のしつけ
第三章 幼児期の子育て
幼児前期の子ども /運動が大好き
自分を出そうとする /二歳児のことば
友だちとの関わり /反抗期
父の役割 母の役割 /反抗期の心理
自立へのみちすじ
第四章 子育てと仕事の両立のために
女性の社会進出 /保育所と幼稚園
保育所のこと /幼稚園のこと
新エンゼルプランについて
在宅育児の支援動向
問われる心の姿勢 /在宅育児への助言
第五章 形のしつけ 心のしつけ
幼児期の子どもには
三歳から六歳の子どものすがた
ことばと知恵の発達 /わがまま時代
社会性のめばえ /しつけについて
幼児期はしつけの適期
無意図的なしつけ /意図的なしつけ
形のしつけ /食事 /排泄 /睡眠
清潔の習慣 /生活・社会的しつけ
お手伝い /心のしつけ /情操の心のしつけ
あとがき

【著者紹介】 安東 利夫(あんどう・としお)
1930年大分県臼杵市に生まれる。大分大学名誉教授。大分大学学芸学部卒業(心理学専攻)。大分大学教授在任中、同学部付属幼稚園長(併任)、付属教育実践研究指導センター長(併任)を歴任。大分県立芸術文化短期大学教授を経て、現在非常勤講師。[著書]教育心理学要説(共著)、教育心理学の基礎知識(共著)、教育メディア論(共著)、公共トイレ学宣言(共著)ほか。
▽四六判・並製
238頁

ISBN4-531-06380-5
初版発行 2003年2月


日本教文社刊

 

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