田崎久夫著
子どもの疑問に答えるわが家のエコロジー大作戦
江木野(エコノ)家は小学生が2人いるごくふつうの4人家族。「地球ってどうして温まるの?」「どうすれば温暖化を防げるの?」子どもたちの素朴な質問に、お父さんはシドロモドロ。環境問題は知っていても、わが家では実際に何をしているか、いったい何をすべきなのか……?
気象予報士である著者が、地球温暖化のメカニズムや、一般家庭における具体的な対策を、おもしろい天気のウラ話をまじえて解説。親子で楽しく読める、地球にやさしいライフスタイル・ガイドブック!

【目次より】
プロローグ
  環境保護って、わたしたちに何ができるの?
  環境はちっともよくなっていない?
  地球温暖化は生活習慣病
  ごくふつうの親子の会話
第1章 地球がどんどん温かくなっている!
  地球温暖化ってなあに?
  地球温暖化のメカニズム
    ◎コラム1 平年とは何か?
  地球はどんな星?
  地球の大きさ
  太陽系の星たちの大きさ
  太陽ってすごいんだね
    ◎コラム2 摂氏温度と絶対温度
  地球の温暖化はなぜ?
  太陽に近いほど多くの熱がくる
  太陽からの熱が反射される
  もらうエネルギーと放出するエネルギーの量は同じ
    ◎コラム3 赤外線と紫外線
  地球の温度はマイナス18℃
  固有温度は変化する
  温室効果の謎
  地球の表面温度
    ◎コラム4 熱帯から、北極、南極へ
  金星の温度
  火星は熱い?
    ◎コラム5 二酸化炭素を閉じ込めた石
  二酸化炭素がなぜふえているの?
  エネルギー消費量が多いのは?
  豊かな生活は二酸化炭素の排出と引き換えに
  必要なものと必要でないもの
第2章 地球温暖化警報、発令中!
       ――異常気象の時代
  他に温室効果ガスはあるのか
  フロンとオゾン層破壊
  メタンガスが発生する
  温室効果ガス排出量の推移
  ヒートアイランド現象の恐怖
  地球温暖化の予測はできる?
  天気予報はどうやって?
  予報がはずれる原因
    ◎コラム6 スレットスコア
  全力で回避する努力をすべき
  温暖化の影響は?
  どんなことが起こるのか
  異常気象ってどんなこと?
  水不足と洪水が同時進行する!
  世界的な現象
  水不足と日本の降雨量
  台風はなぜ生まれる?
  日本海の大雪の謎
  水不足の危機を前に
    ◎コラム7 日本は水の輸入大国
  地球を襲う食糧不足
  穀物ができる諸条件
  温度変化のスピードが問題
  海面上昇が一国を沈める
    ◎コラム8 南極の氷は溶けるか
  感染症が増加する
第3章 江木野家の温暖化対策
      ――できることからはじめよう!
  じゃあ温暖化対策は?
  クリーンエネルギーはあるのか
  太陽光発電
  水力発電
  風力発電・波力発電
  バイオマス
  地熱発電・原子力発電
  核融合
  貯金取り崩し型? 給料でまかない型?
  省エネルギーの取り組み
  自動車での取り組み
  燃料電池
  二酸化炭素の捕獲作戦
  他の温室効果ガスの削減
  国際協力の重要性
    ◎コラム9 二酸化炭素取引
  江木野家の取り組み
  生活の見直しが必要
  ゴミに対する意識は高いか?
  江木野家のゴミ対策
  省エネ対策の記録を
  生活習慣の客観的な見直し
  見直しの目標
  環境家計簿
    ◎コラム10 「リサイクルしてはいけない」
    ◎コラム11 “リ……”の具体例
  長く使うということ
  リサイクルの機械化はむずかしい
  環境のために賢くなろう
  できることをあげてみよう
  江木野家では何ができる?
  節水対策
  ガスの消費量
  わが家のガソリン問題
  ゴミを少なくしよう!
  包装紙もふえる一方
  江木野家の方針
あとがき

【著者紹介】 田崎久夫一(たさき・ひさお)
1958年、福島県生まれ。1981年、山形大学農学部を卒業後、製薬会社に勤務。
医薬品の製品プロモーションを担当。その傍ら、気象予報士(No.2252)として活躍。講演のテーマは、気象のメカニズムや「気象と疾病」など。また気象予報士会埼玉支部の世話人も務めると同時に、気象学会員、中小企業診断士(情報部門)の他、医薬品等研究会、化学系診断士懇話会などのメンバーとしても活躍中。趣味は、年に1〜2回のフルマラソン、登山・ハイキングなどのアウトドア。
▽四六判・並製
192頁

ISBN4-531-06387-2
初版発行 2003年7月


日本教文社刊

 

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