アーヴィン・ラズロー著 野中浩一訳
創造する真空(コスモス)
最先端物理学が明かす〈第五の場〉
科学界には今、既成の理論では説明できない事象や観測データが蓄積されつつある。本書は、こうした問題を解くため、これまでの科学理論を再検討。現在、自然界に存在する四つの場――重力場、電磁気場、強い核力場、弱い核力場の他に、さらにすべてを一つに結びつける「量子真空場」が存在する、という驚くべき仮説を提唱する。宇宙学、物理学、生物学、意識研究における謎の解明に果敢に挑んだ、スリリングな科学エッセイ。

【目次より】
第1部 確立された世界観
宇宙の進化/物質の本質/生命現象/心の出現

第2部 あいまいになる概念

宇宙学における未解決の問題/物質の理解におけるパラドックス/生命現象の謎/心の出現にまつわる神秘

第3部 新しい理解を求めて

統一理論を求めて――新しい物理学/統一理論を求めて――分野を超えて/統一理論――その最先端
第4部 新しい世界観の出現
準全体論への道/相互結合をもたらす場の発見/宇宙のダンス

【著者紹介】 アーヴィン・ラズロー Ervin Laszlo
1932年、ハンガリーのブダペスト生まれ。システム哲学専攻。ニューヨーク州立大学正教授、国連訓練調査研究所チーフディレクター等を歴任。原子の世界から人間の社会、宇宙までもを貫く原理とその構造を探究する「システム哲学」の研究と発展に努める。『システム哲学入門』(紀伊國屋書店)『人類の目標』(ダイヤモンド社)等、50冊以上の著作があり、論文・寄稿記事も多い。
▽四六判・並製
310頁
ISBN4-531-08122-6
初版発行 1999年6月


日本教文社刊

 

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