ビヴァリー・エンゲル著 石井礼子訳
人はなぜ謝れないのか 自分も相手も幸せになれる「謝罪」の心理学 |
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◎お互いの人生を修復するために――
あの人に、心から「謝りたい」&「謝ってほしい」!「謝ること」をめぐるトラブルを解消し、人間関係での傷を癒すための、今まで誰も書かなかった、「正しい謝罪の仕方・求め方」がわかる本。 「謝る勇気」と「謝ってもらう勇気」が、あなたの人生のわだかまりを解決します。 「謝ること」「謝ってもらうこと」が上手になる、多数のエクササイズを紹介。 【本書のトピックより】 *謝罪がもつ「癒しの力」 【目次】
はじめに ●……第1部 「謝罪」の力……● 第1章 「謝罪」は、すべての人のために 【原則1……謝罪があること、または謝罪の欠如によって、誰もが日々影響を受けている】 第2章 謝罪すること、謝罪を受け取ること、謝罪を求めることの大切さ 【原則2……人はみなそれぞれ尊敬されるに値し、公平にあつかわれるべき存在である。私たちは謝罪を通してその事実に目覚める】 第3章 「どうしても謝れない人」と「やたらと謝りすぎてしまう人 【原則3……人にはふたつのタイプがある=他者に共感できない人と、他者の願望や気持ちに注意を向けすぎる人】 ●……第2部 「意義深い謝罪」の行ない方を学ぶ……● 第4章 正しい謝り方、間違った謝り方 【原則4……意義深い謝罪には三つのRがふくまれる=後悔(Regret)、責任(Responsibility)、改善(Remedy)】 ●……第3部 謝罪を受け取り、受け入れる方法を学ぶ……● 第5章 思いやりの心で扉を開く 【原則5……本当に許すためには、過ちを犯した人に共感と同情がもてなければならない】 第6章 許しをはばむ七つの障害物を乗り越える 【原則6……人を審判する時、私たちは自分を高みに置く。人に共感を抱く時、私たちは相手と同じ位置に立つ】 第7章 許すに時あり――そして、許しを忘れるにも時がある 【原則7……ひとりひとりが、自ら人を許せるようになるべきである。道徳的に正しいからという理由で、許しが「強要」されてはならない】 ●……第4部 謝罪の求め方を学ぶ……● 第8章 沈黙がつねに金であるとはかぎらない 【原則8……自分を傷つけた人間に謝罪を求めないで黙っているのは、人を傷つけて謝らずにいるのと同じくらい、人間関係に支障をきたす】 ●……第5部 謝罪を通してあらゆる人間関係をつくり変える……● 第9章 自分自身との関係を癒すには 第10章 あなたの過去を癒すには――ステップ1・謝罪のリストをつくる 第11章 あなたの過去を癒すには――ステップ2・償いをする 第12章 不和の生じた家族を癒すには 第13章 結婚生活や恋愛関係を癒すには 第14章 「謝ること」を子どもに教えるには 第15章 ビジネスの関係を修復するには――敬意と思いやりの心を通して 第16章 結び――謝罪を、世の中を変えるムーブメントに 訳者あとがき 【著者紹介】 ビヴァリー・エンゲル(Beverly Engel) 対人関係、家庭内の虐待問題を専門とする心理療法家。著書に『いじめられる女がパワーをとりもどす――心理的虐待から自分を救う』(邦訳・学陽書房)など十数冊がある。「コスモポリタン」など有名雑誌への寄稿や、数々の人気テレビ番組に出演。カリフォルニア在住。 http://www.beverlyengel.com/ 【訳者紹介】 石井礼子(いしい・れいこ) |
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▽四六判・並製 360頁 ISBN4-531-08155-2 初版発行 2006年7月 日本教文社刊
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