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●ここまで解明されてきた、鳥たちの心の世界。
鳥たちはこんなに人間に近い「心」をもっていた! 鳥たち同士の、そして人間との多くの感動的なエピソード、人間に劣らない言葉・音楽・問題解決での驚くべき知能の例を数多く紹介。 すべての読者が鳥たちとの友情を結びたくなる、鳥たちのいのちへの畏敬の念と愛情に満ちた名著。人間と鳥との新しい関係が、この一冊から始まります。 *ものまねでなく「自分の意志」を言葉で人間に伝える鳥 【目次より】 第1章◆ 鳥たちの知能 アレックス:頭のよいオウム/鳥のもつ概念化の能力/鳥たちの非常にすぐれた記憶力/道具を使う鳥たち/鳥たちの利他的な行動 鳥の柔軟ななわばり習性/臨機応変な食物探し/冬のすみかと夏のすみかで見られる鳥たちの柔軟性/巣作りと巣の修復のさいに見せる柔軟性/臨機応変な防御/子どもたちを知的に教育する/つがいの相手を選ぶ時の柔軟性/子どもの数を意図的に制限する 第3章 ◆ 本能に導かれる鳥と人間 人間の言葉の本能的な背景/本能に導かれる人間の新生児/カッコウのひなの本能/本能を知的に用いる 第4章 ◆ 鳥たちの言葉 人間の身体言語/鳥の身体言語/鳥たちの鳴き声による言葉/鳥のさえずり言葉/鳥の会話 第5章 ◆ 偉大なるロレンツォ:おしゃべりカケス 第6章 ◆ 鳥たちの音楽、職人的な技巧、遊び 鳥たちの音楽/鳥たちの美的センス/鳥たちの職人的な技巧/鳥たちの楽しみ、遊び、踊り 第7章 ◆ 鳥たちの航法 太陽をコンパスとして使う/星の配列を・読む・/風と天気を・読む・/目で見える陸標を・読む・/地球の磁気を・読む・/におい、人間に聞こえない音その他の、かすかな手がかりを・読む・/賢明な渡りの判断/経験に学ぶ/鳥たちの航法のあらまし/人間の航行能力/本能的な背景 第8章 ◆ 人と鳥との個人的な友情 言葉を話すホシムクドリ/とても社交的なコクマルガラス/大学教授とミミズクの友情/・人・格をもつインコ/セキセイインコのブルーバード (創造的歌唱/性的行動/遊び/飛ぶのを喜ぶ)/●ブロンディー ●ラヴァー/たくさんの野鳥との間に育まれた親密な友情/●ジェーン ●カーリー ●ツイスト ●鳥の個別性と個性 第9章 ◆ 鳥の知能の全体像 鳥たちが人間よりもすぐれている点/人間が鳥たちよりもすぐれている点 第10章 ◆ なぜ鳥は完全に誤解されてきたのか 個としての鳥を知らないこと/飼育される鳥たち (家禽/かごの中のペット)/大きさにまつわる虚偽/「小さな脳」にまつわる虚偽/本能にまつわる誤解/知能にまつわる誤解/人間の自己中心性/人間の利得/擬人化することに対する恐怖 第11章 ◆ 動物はすべて知的なのか 高い知能をもつ類人猿/●ゴリラのココ ●チンパンジーのワショー ●記号を使う他のチンパンジーたち ●洗練されたチンパンジーたち/クジラ目の動物/●イルカたち ●クジラたち/
知的な魚類/知的な膜翅類/●アリ ●ミツバチ 人間、この破壊するもの/人間性の回復 ◎付録A 認知比較行動学革命の進展 行動科学および脳科学の研究者のための解説 ◎付録B 知的個体としての鳥を個人的に体験する方法 野鳥と友だちになる/自宅で自由に暮らす鳥と友だちになる/鳥と友だちになることの重要性 ◎付録C 本書に登場する鳥の和名および学名 【著者紹介】
セオドア・ゼノフォン・バーバー (Theodore Xenophon Barber, Ph.D.) 【原著タイトル】 |
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▽四六判・並製 336頁 ISBN978-4-531-01555-9 初版発行 2008年6月 日本教文社刊
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