谷口雅宣著
衝撃から理解へ−イスラームとの接点をさぐる−

 本書は、生長の家総裁代行・谷口雅宣先生が、2005年7月から2008年7月、ブログ「小閑雑感」に発表されたイスラームについてのご論考をまとめたもの。
  2部構成で、「第1部 イスラームの衝撃」は、「ロンドンのテロ」「信仰と風刺」など12章を収録し、イスラームに関する時事的な論評を集めている。
  続く「第2部 イスラームへの理解」は、「イスラームの理性主義」「イスラームと生長の家」など8章を収録。暴力的な面の報道が多いイスラームについて、“寛容性”“多様性”などの平和的な内容を持つことを強調され、“万教帰一”の考え方など、生長の家との共通点についても考察されている。
  先生は「はしがき」の中で、「信仰者が他宗教との“違い”を見つめることは、宗教間に争いを生む原因となるのである。“共通点”を見出し、それを認め合うことによってのみ宗教間の共存が可能となる、と私は考える」と述べられている。



【著者紹介】 谷口雅宣(たにぐち・まさのぶ)
1951年東京生まれ。青山学院大学法学部公法学科卒。編集者を経て、1979年、米国コロンビア大学修士課程修了(国際関係論)。その後、産経新聞記者として勤務。1990年、生長の家副総裁。2009年、生長の家総裁。現在、国内各都市で開催される生長の家講習会の講師等をしている。
著書に、『秘境』『神を演じる人々』(日本教文社刊)、『神を演じる前に』、『今こそ自然から学ぼう』(生長の家発行・日本教文社発売)、『日々の祈り 神・自然・人間の大調和を祈る』『日時計主義とは何か?』『太陽はいつも輝いている』(生長の家刊)、『小閑雑感 Part 1〜10』(世界聖典普及協会刊)、また翻訳書に、 『叡知の学校』『もう手足がなくたって』(日本教文社刊)などがある。
▽四六判・並製
約290頁
定価(本体1429円+税)


谷口雅宣著
2008年11月発売

発行・生長の家
発売・日本教文社

 

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