鎌 稲蔵著
教育ワンポイント・アドバイス
すぐに役立つ親と教師の大切な心得
この世に悪い子供は一人もいない!

生命の絶対的な尊さを信じる教育によって子供も親も教師も救われる!

人間の生命は、本来、完全で円満であるとの信念のもと、「褒める教育」を永年教育現場で実践してきた著者が、親や教師のために子育てのポイントをやさしく綴る。教師を殺そうとしてジャックナイフをもって母校に押しかけてきた卒業生も、その「悪」を認めず、善いところを認めることによって、正常な状態を回復した体験や、不登校の生徒も、その天分を引き出すように努める指導によって立ち直った例など、著者の数々の指導例から、今、日本で求められている教育のあり方が見えてくる。


目次

第一部 親と教師の大切な心得
子供は親や教師の鏡/実相を拝み続ける/不登校の生徒の指導/いじめの背景にあるもの/「悪」を認めず/計り知れない褒め言葉の力/笑顔を忘れていた/"あいさつ"の大きな効用/何気ないひと言が/時にはしかることも… ほか

第二部 子供の可能性を伸ばすには
無限の可能性を信じよう/希望を実現するカギ/子供の興味を引き出す/子供の目線で/自由にさせてあげてこそ/子供を信じて放つ/習い事のアドバイス/本物に触れる/劣等感をのぞくには/子供の神性を信じる ほか

第三部 子供は愛情の中で育つ
「はい」の実践/母の愛/父の愛/心に残る先生の愛情/二人の女性教師/子供の誕生日を祝う/親の一言がもつ重み/教育の根本は夫婦調和/勉強よりも大切なこと/小さな生物に学ぶ ほか


【著者紹介】 鎌 稲蔵(かま・いなぞう)
昭和6年、長野県岡谷市生まれ。昭和30年、東京芸術大学音楽学部ピアノ専攻委託期間(2年)満了、信州大学教育学部(音楽科)卒業。東京都世田谷区立深沢中学校、葛飾区立本田中学校、同双葉中学校、同亀有中学校の教諭を経て、昭和61年より葛飾区立新小岩中学校教頭、平成元年より江東区立第四大島中学校校長を務める。平成4年、定年退職。以後、平成9年まで江東区教育委員会嘱託として生活指導相談員、就学相談員、教育長補佐を務める。現在は、自宅にてピアノ教室、教育相談に従事。生長の家教職員会顧問。
▽新書判・並製
176頁

ISBN978-4-531-06405-2
初版発行 2007年1月


日本教文社刊

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