日本教文社 日本教文社 書籍検索
HOMEへ お問合せ
出版物【書籍 月間誌】情報コーナー良いコトバ新聞白鳩料理教室メルマガ配信常備店ご注文方法会社案内
白鳩料理教室TOP
献立検索
健やかなる食
美しくなる食
精進料理・春
精進料理・夏
精進料理・秋
精進料理・冬
 
白鳩料理教室
精進料理 冬
ゆり根ごはん
のっぺい汁
柚釜
ゆり根ごはん
材料 米2カップ、ゆり根小1コ、黒ごま少々、昆布6cm1枚、酒少々
作り方 1.お米は水と酒少々で、常の水加減にし、昆布を入れて炊く。
2.ゆり根は1片1片はずし、塩ゆでする。
3.ごはんが炊けたら、昆布を取り出し、ゆり根を入れて蒸らす。
4.茶碗によそい、黒ごまを適量振る。
注意 ゆり根は、風味を損なうのでゆで過ぎないように。
柚釜
材料 柚4個、えのき茸2/3袋、
木綿豆腐1/2丁、菊花4つ、白ごま少々、塩、醤油、みりん、酢
作り方 1.柚を横に3:7の割合で切る。中の種を取り出す。
2.えのき茸は石突きを切り落とし、3等分に切り、清し仕立てで煮る。
3.菊花は、酢を数滴入れた熱湯をかける。
4.白ごまを粗ずりにし、そこによく水切りした豆腐を加えすり混ぜる。
5.塩、みりん、醤油少々で味をつけ、えのき茸と菊花を入れ軽く和え、柚釜に詰める。
注意 柚釜に入れる材料は、柿とか春菊などもよいでしょう。季節の果物や野菜など工夫してみて下さい。
のっぺい汁
材料 人参6cm、ごぼう6cm、里芋3個、こんにゃく1/2枚、生姜少々、片栗粉、昆布だし、塩、酒、醤油、ごま油、水
作り方 1.人参、ごぼう、里芋は2p大ほどの乱切りにする。
2.こんにゃくは塩もみをして、野菜より小さめの大きさにちぎり、ゆでる。
3.ごま油を鍋に熱し、ごぼうから炒める。人参、こんにゃく、里芋の順に入れよく炒める。火が通ったらだし汁を加える。
4.塩、酒、醤油で味を調えたら、水溶き片栗粉でとろみをつける。
5.お椀に注ぎ、おろした生姜を置く。
注意 のっぺいとは葛粉や片栗粉を加えてとろみをつけた野菜汁。野菜を煮ている途中に出てきたアクは掬って下さい。
川口宗清 講師から

晩秋から初冬にかけて、春とはおもむきの違った野菜が出回ります。それが先月もお話しした根菜類です。
今回もそれらを使った料理をご紹介いたします。
わたくしは、毎年、晩秋から初冬にかけて、今月ご紹介する“ゆり根ごはん”を作ります。今では、恒例になっています。
兄などは、
 「おお、お前さんの定番がやってきたな」
と、ほくほくしながら食べてくれるのです。兄の娘や息子も、喜んで食べてくれます。
ある時、近くの知人に“ゆり根ごはん”を持って行きますと、
 「懐かしいわ。郷にいた頃、母がよく炊いてくれたものですよ。家族中でいただきます  よ」
とおっしゃってくださいました。
翌日、ご主人が通勤前にわが庵へ寄られて、
 「昨日はごちそうさまでした。あれは、ゆり根を塩ゆでしたのですか」
とおっしゃって、会社へ行かれました。
このページの先頭へ
Copyright(C)2004.NIPPON KYOBUNSHA CO.,LTD.All Rights Reserved.